駅前のパン屋…どの街にもありそうな風景か
ら旅が始まる。その看板を見たのはいつだっ
たろうか、3年いや5年ほど前か。いかにも
昭和なトタンの看板は、駅前が綺麗に整備さ
れても昔からの味を守る誇りにさえ思える。
お客が途切れることはなく、パンが無くなっ
たら閉店!きっとそうなのだろう。その店で
初めてパンを買う。「世界初アイスパン!」
入口に貼られた手書きのお知らせが、ジブリ
映画に迷い込んだような懐かしい世界観だ。
パンを齧りながら向かう先は、半島から更に
突き出したエアポート。地方の空港なので、
羽田や成田のような大型旅客機が分刻みで飛
び立つ事はないが、出発と到着の案内板や、
時刻変更のアナウンスでテンションが上る。
ら旅が始まる。その看板を見たのはいつだっ
たろうか、3年いや5年ほど前か。いかにも
昭和なトタンの看板は、駅前が綺麗に整備さ
れても昔からの味を守る誇りにさえ思える。
お客が途切れることはなく、パンが無くなっ
たら閉店!きっとそうなのだろう。その店で
初めてパンを買う。「世界初アイスパン!」
入口に貼られた手書きのお知らせが、ジブリ
映画に迷い込んだような懐かしい世界観だ。
パンを齧りながら向かう先は、半島から更に
突き出したエアポート。地方の空港なので、
羽田や成田のような大型旅客機が分刻みで飛
び立つ事はないが、出発と到着の案内板や、
時刻変更のアナウンスでテンションが上る。
降り続いた雨が上がり、デッキに出てみれば